IPC マンスリーレポート 2月号

『IPC標準規格の最前線』

■ J-STD-001・IPC-A-610 車載用途向け追加規格、最新「J」の日本語版リリース

『IPC J-STD-001JA/IPC-A-610JA』は、『J-STD-001J』および『IPC-A-610J』の車載用途向け追加規格です。
本書は、自動化された大量生産という条件を考慮しながら、過酷な環境下にある車載用電気・電子組立品について、そのはんだ付け信頼性を保証するための基準を提供しています。
今回の改訂では、日本のタスクグループより初提案を行った内容(「ペグ」)が採用され、8.5.2項などに新設・反映されています。

なお、IPC基準書の追加規格(Addendum)は、基本となる基準書(Base Document)の要求事項を一部補完、または置き換えるものです。
『IPC J-STD-001JA/IPC-A-610JA』も、独立した文書として使用するのではなく、『J-STD-001J』および『IPC-A-610J』と併用する必要があります。
ご入用の際には、公式オンラインショップ(IPC Store Japan)よりお買い求めいただけます。

IPC認証トレーニングの予定

  • 3月10日(火)~13日(金) IPC-7711/21CIS 新規トレーニング 於:東京会場
  • 3月17日(火)・18日(水) J-STD-001CIS及びIPC-7711/21CIS 更新トレーニング 於:名古屋会場
  • 4月7日(火)・8日(水) J-STD-001CIS及びIPC-7711/21CIS 更新トレーニング 於:東京会場
  • 4月14日(火)~16日(木) J-STD-001CIS 新規トレーニング 於:東京会場

※この他の開催予定は、こちらよりご確認ください。
※初めてスペシャリスト資格の取得を目指す方は、「人材開発支援助成金」の活用もご検討ください。
「人材開発支援助成金」は、厚生労働省の提供する助成金プログラムです。
厚生労働省:人材開発支援助成金(案内ページ)

グローバル・エレクトロニクス・アソシエーション(GEA)開催イベント

■ 第2回 汎ヨーロッパ電子設計会議(PEDC 2026)が閉幕

2026年1月21日・22日、チェコ・プラハにて「PEDC 2026」が開催されました。
PEDC(Pan-European Electronics Design Conference)は、欧州のエレクトロニクス設計業界と学術界をつなぐために設立された比較的新しい国際会議です。
GEAとドイツのエレクトロニクス設計・製造協会(FED)が共催していて、欧州における電子回路設計(PCB設計)の技術向上とネットワーキングを目的としています。

会期中は、欧州を中心に19カ国から専門家が集結し、設計から製造までを網羅する「Silicon to Systems」の最新潮流が議論されました。
AIの「概念から実践」への進化が大きなテーマの一つとされ、データ駆動型の設計フローや、超高密度基板(Ultra-HDI)の標準化、GaNを用いた高効率電力変換など、具体的ソリューションが多数提示されました。
また、持続可能性(サステナビリティ)が中核的な設計要件として定義され、炭素排出量の測定指標導入など、欧州らしい戦略的な議論が展開されました。

【東京】ネプコンジャパン2026、次回は大阪でお会いしましょう!

2026年1月21日~23日、東京ビッグサイトにて行われたネプコンジャパン2026に出展し、最新のIPC基準書などを展示・紹介しました。
実物を手に取ってご覧いただける機会は限られており、多数の来場者より、最新版や、年々拡充している日本語翻訳版のラインナップを実際に確認できてよかったと、ご好評をいただきました。

また、GEAでは、基準書活用の次のステップとして、トレーニングや工場監査といった認証プログラムも用意しています。
展示会の機会に限らず、オンライン会議等でのご紹介は随時可能です。ぜひお問い合わせください。

次回は、2026年5月13日~15日にインテックス大阪にて開催される【関西】ネプコンジャパンへ出展いたします。
13日・14日には、2026年のGEA/IPCはんだ付けコンテスト日本大会の決勝ラウンドも行われます。
開催概要はこちら:
IPCはんだ付けコンテスト2026(開催概要)

5月の大阪でも、多くの皆さまのご来場をお待ちしております!