IPC マンスリーレポート 5月号

IPC標準規格の最前線
目次
IPC APEX EXPOで「Evolve」発表
– エレクトロニクス業界の持続可能性を加速


2025年のAPEX EXPOでは、「持続可能性」が大きな話題となりました。IPCは、この分野への取り組みを強化するため、「Evolve」という包括的なプログラムを発表しました。ジョン・W・ミッチェル社長兼CEOによれば、エレクトロニクス業界にとって「持続可能性」は単なるコンプライアンスではなく、イノベーションを推進し、業務効率を向上させ、持続可能な製品の需要に応える絶好の機会となります。下記のページで、取り組みの詳細をご確認いただけます。
エレクトロニクス製造業における研修プログラムのROIの重要性

このほどIPCは、ホワイトペーパー『最大限のリターンを得る:エレクトロニクス製造業における研修プログラムのROI(投資対効果)』をリリースしました。従業員の研修はエレクトロニクス製造業に不可欠ですが、ROIを測定することで、トレーニングが生産性の向上やエラー削減、業務効率化といった具体的な成果につながっていることを可視化できます。IPCのホームページでは、研修実施のメリット、正確なコスト追跡の重要性、ROI最大化のためのベストプラクティスを紹介する全文を入手可能です。
IPCトレーニングの予定
- 6月10日(火)~11日(水) J-STD-001CIS及びIPC-7711/21CIS 更新トレーニング 於:名古屋会場
- 6月17日(火)~19日(木) J-STD-001CIS 新規トレーニング 於:熊本会場
- 6月24日(火)~25日(水) J-STD-001CIS及びIPC-7711/21CIS 更新トレーニング 於:東京会場
- 7月8日(火)~10日(木) J-STD-001CIS 新規トレーニング 於:東京会場
※この他の開催予定は、「こちら」でご確認ください。
※初めてスペシャリスト資格の取得を目指す方は、「人材開発支援助成金」の活用もご検討ください。「人材開発支援助成金」は、厚生労働省が提供する助成金プログラムです。
IPC開催イベント


IPC SPRING 2025 オートモーティブオンラインセミナー、盛況のうちに終了
このたびIPCは、ネプコンジャパン2025にて300名を超える聴講者を集めた人気講演をWebinar形式で提供しました。2022年に立ち上がったIPC-A-610/J-STD-001車載向け追加規格委員会の国内タスクグループの正副チェアが登壇。チェアの鈴木氏(東海理化)からは、グローバル・サプライヤーとのやりとりで直面した実例を交え、デファクトスタンダードであるIPC規格の採用メリットが紹介されました。副チェアの西森氏(トヨタ自動車)からは、国際標準とトヨタ標準を活用した競争力と品質の両立についての紹介がありました。
5月にインテックス大阪で開催されるネプコンジャパンでは、弊社ブース内にIPC基準書を展示するほか、両氏にも講演いただく予定です。
はんだ付コンテスト、日本予選まもなく募集開始
11月のドイツ・ミュンヘンでの世界大会への切符をかけ、各国・地域での予選が続いています。2月の英国に続き3月にフランス、4月にはハンガリーにて開催、今月はイタリアで開催予定です。日本でも10月の名古屋での日本大会本選を目指す2025年度大会予選の募集が、近日中に弊社のホームページで開始される見込みです。

