IPC Hand Soldering Champions

IPCでは、世界中のさまざまな展示会などの会場において、各国、地域ごとに、はんだ付けコンテスト（Hand Soldering Competition）を主催し、世界中のはんだ付け技術者を世界の最前線で光を当てることに支援しています。この大会では、企業を代表して参加頂く手はんだ付けの高度技術者が、指定された時間内でプリント基板にはんだ付けを行い、IPC-A-610とJ-STD-001による品質判定とIPC-7711/21によるリワークリペアの手順と品質の高さを競い合います。
IPCでは、職業として活躍されるプロフェッショナルと学生を対象に競技会を開催し、優勝、準優勝、3位には賞金を授与しています。

8か国・10名の代表者が集結

まず始めに、IPCが主催する「IPCはんだ付けコンテスト」が、エレクトロニクスの産業において日々の作業現場や工場ではんだ付けの接合技術に取り組んでいる技術者、エンジニアの方々に光を当て、発展させることがいかに重要であるかを、改めてお伝えします。本大会の重要な主旨は、エレクトロニカ業界にとって重要なスキルである手はんだ付けを紹介し、優秀な技術者を世界レベルで支持するためのプロジェクトです。IPCは、ドイツ、ミュンヘンで私たちを受け入れてくれた展示会主催者であるプロダクトロニカにも感謝申し上げます。

本大会に参加するために、非常に長い距離を移動してきた各国のチャンピオンと所属企業の皆様のご協力に、お祝いを申し上げます。

手はんだ付けのベスト・オブ・ザ・ベストを決定…。
今回は、中国、ベトナム、日本、そしてイギリス、エストニア、フランス、ドイツ、ハンガリーから10名のチャンピオンが誕生しました。このうち、女性4名、男性6名のチャンピオンが誕生しました。
129個の表面実装部品とスルーホール部品、200個以上のはんだ接合部、中には0402や0603といった小さな部品もあり、新品のプリント基板に、非常に複雑な回路基板実装を完成させなければなりませんでした。
評価基準は、IPCクラス3に準拠した最高の品質で、かつ最短時間でこのアセンブリを完成させなければなりません。