2025年11月、ドイツ・プロダクトロニカ展で開催されたIPCはんだ付けコンテスト世界大会が、ついにクライマックスを迎え、結果が発表されました！世界各国の技術者たちが高度な技術を競い合い、見事なパフォーマンスを披露しました。栄光を勝ち取った優勝者をご紹介します！

おめでとうございます！

• 優勝：Ms. Yan Yang, Zhuzhou CRRC Times Electric Co., Ltd., China
  (871/887ポイント)
• ２位：Ms. Eva Gobet, THALES SIX GTS FRANCE SAS, France
  (843/887ポイント)
• ３位：Mr. Peter Richard Zsombok, BHE Bonn Hungary Electronics Ltd., Hungary
  (840/887ポイント)

日本代表として挑まれた三菱電機株式会社の森谷様は、世界の舞台で高い技術と実力を見事に示されました。入賞には一歩届かなかったものの、その挑戦の姿勢と卓越したスキルには心から感動しました。今回のご健闘は、日本のはんだ付け技術の未来をさらに押し上げる大きな一歩になるはずです。本当にお疲れさまでした！

IPCはんだ付けコンテスト日本大会2025

全国から寄せられた多数の応募者の中から、1次・2次予選を突破した精鋭32名が2025年10月、名古屋で開催された本選に集結しました。
北は北海道、南は九州まで。大手企業のチームとして挑む選手から、匠の技を誇る小規模企業のエンジニアまで、日本屈指のはんだ付けスペシャリストたちが一堂に会しました。
本選では、チップやQFPなどの表面実装部品・挿入部品を対象に、部品の取り外し・取り付け・機能テストまでを通じて総合的なはんだ付けスキルを競う、まさに日本最高レベルの戦いが繰り広げられました。

IPC Hand Soldering Champions

IPCでは、世界中のさまざまな展示会などの会場において、各国、地域ごとに、はんだ付けコンテスト（Hand Soldering Competition）を主催し、世界中のはんだ付け技術者を世界の最前線で光を当てることに支援しています。この大会では、企業を代表して参加頂く手はんだ付けの高度技術者が、指定された時間内でプリント基板にはんだ付けを行い、IPC-A-610とJ-STD-001による品質判定とIPC-7711/21によるリワークリペアの手順と品質の高さを競い合います。
IPCでは、職業として活躍されるプロフェッショナルと学生を対象に競技会を開催し、優勝、準優勝、3位には賞金を授与しています。