プリント板 (PCB)

6012 (リジッド)

IPC-6012:リジッドプリント板の認定および性能仕様

リジッド基板における世界共通製造仕様

本仕様書では、片面、両面、めっきスルーホールの有無にかかわらず、また、ブラインド/ベリードビアの有無にかかわらず、多層のメタルコアボードを含むリジッドプリント板の品質と性能について規定している。 最終的な仕上げおよび表面めっきのコーティング要件、導体、ホール/ビア、受入試験の頻度、品質適合性、電気的、機械的および環境的要件に対応している。

宇宙航空産業または自動車産業向け追加規格

本規格には、宇宙航空産業および軍事用途エレクトロニクス製造、自動車および自動車部品の製造に向けた追加規格が策定されている。クラス3を超える高信頼性を要求する場合は、下記追加規格を参照のこと。

宇宙航空向け追加規格

自動車・車載用途向け追加規格

IPC-6012が必要な人々

プリント基板生産者

多くのエレクトロニクス製造者は、プリント基板の受け入れ基準としてIPC-A-600が世界各地で採用されていることは当然のこととして理解できることであろう。この品質基準に準拠し、リジットプリント板の製造仕様を策定するのであれば、IPC-6012が最適である。IPC-6012とIPC-A-600は、完全に連動し完成品の品質を維持するには非常に有効な指針となる。

エレクトロニクス組立・アセンブリー

誰一人として、高価な部品を不良のあるプリント基板には乗せたくはないでしょう。IPC-A-600に加え、今でも多く使用されるリジットプリント板の製造仕様としてIPC-6012を採用することは、製造工程から高い品質を確保するために非常に有効である。その結果、不要な廃棄を減らし、不適合条件を知り、高価な部品を不良基板に実装されることを防ぐ。

OEM/EMS

プリント基板の購買もしくは指定に携わる人々は、IPC-A-600やIPC-6012の品質基準を理解する必要がある。OEMは、膨大な量のプリント基板を発注・受入を行っている。PCBの材料メーカーや供給者は、本規格を通じて取引先との間で不適合条件の共通認識化が可能となる。そのため、IPC-6012は製造時の指針として活用し、IPC-A-600を完成品の受け入れ基準として採用する。

目次
目次
コンテンツ例:アニュラリングの仕様
コンテンツ例:アニュラリングの仕様
コンテンツ例:キャップめっき等
コンテンツ例:キャップめっき等
最新日本語版バージョン:E版
更新年:2020年
全76ページ
Dominik Alder, Lockheed Martin Space Systems
Lance Auer, Raytheon Missile Systems
John Bauer, Rockwell Collins
James Blanche, NASA Marshall Space Flight Center
Robert Cooke, NASA Johnson Space Center
Kelly Daniluk, NASA Goddard Space Flight Center
Frederick Beltran, L-3 Communications
Matthew Byrne, BAE Systems
Caitlin Devaney, Boeing Company
Don Dupriest, Lockheed Martin
Robert Farfan, TTM Technologies
Lionel Fullwood, WKK Distribution
Sandra Fortune, Northrop Grumman Corporation
Cynthia Gomez, Continental Temic SA de CV
Pierre Goutorbe, Airbus Defence & Space
Vicka Hammill, Honeywell Inc.
Clifford Maddox, Boeing Company
Renee Michalkiewicz, NTS
Alton Moore, Raytheon Company
Stephanie Moran, Oracle America
Yan Ning, University of Maryland
Jack Olson, Caterpillar Inc.